9. 相手の言葉に誠意を持って

What’s the matter? どうしたの?
Are you OK? どうしたの? 大丈夫?
I’m sick today. 今日は気分が悪いの。
Oh, no! まあ、お気の毒に!

皆さんは、友達が病気やケガをした時、どう声を掛けますか。

お母さんの様子が悲しそうな時や、お父さんが大切な物をなくして困っている時、どう声を掛けます?

ある日、お母さんがとても悲しそうにしていると、子どもが声を掛けました。

Mommy, are you OK? What’s the matter?

お母さんは I’m just a little tired. Mommy is OK.
ちょっと疲れただけ。大丈夫。Thank you.と。

これはとても使いやすく、クラスルームでも、それ以外でも大変自然な表現です。

私もよくレッスン中に子どもたちに尋ねます。
Are you OK? What’s the matter?

子どもたちの大体の返事は
I’m OK. や、
I have to go to the bathroom.
トイレに行かなくちゃ。
ですが無言の返事の時も。

そんな場合は、手作りのルーレット (sad, tired, happy, hungry などのさまざまな状態・気持ちを表す挿絵入り)を取り出して、 本人の気持ちをルーレットの挿絵に示してもらいます。

そのとき、I’m sad. と返ってきたら、Oh, no! と。それからなぜ悲しいのか尋ねる。

返事がI’m happy. なら、That’s great! と答える。

相手の返事に応じた相づちを打ちます。
相手を気遣う気持ちを伝えるのは、年齢にかかわらず大切です。

子どもたちにお友達や家族に対してこのような気持ち(相手への関心、思いやり)を持ってほしい。

Are you all right? / What’s wrong? と尋ねることや、 I’m hot / cold. と答えること自体が重要ではなく、相手の言葉にどう応じるかが重要です。

どのような発言に対してもnative speaker であれば当然、 Really? またはYou’re kidding! からかってんのと相づちを打ちます。

また、疑問詞で一言、What? や Where?, When?, Why?, How? などで応じても会話が広がりますよ。

POINT

英語では、相手の言葉に対して黙っているのは間違いです。

何も言わないよりは、どんなことでも答えたほうがbetterです。

黙っていれば、冷たい、興味がない、という印象を相手に与えてしまいます。

また、良い事になら微笑で、悪い知らせなら少し顔をしかめて答える、 イントネーションやジェスチャーも大切です。

マイキーがおかしな顔でジョークを飛ばしても、あまり面白くない時、 子供たちは Are you OK, Mikey? と聞いてきます。

今のところは、しかめっ面を返しています。
So far, I can only “frown” in response.